それから私と咲智は、ベチャクチャお喋りしながら学校に向かった。







「んん??」


職員室の前に生徒がたかっている。

何かあったのかな?


「ぅゔ‥」

むちゃくちゃ背伸びをして職員室の中を覗くが、人が多すぎて全く見えない。



「咲智〜あれ何かあるのかな?」

「さ〜?なんだろね〜」


咲智はお笑いの雑誌を読みながら答えた。




‥‥‥興味なさすぎだよ、咲智。



結局何なのか分からないまま教室に向かった。ああゆうの見ると気になって仕方ないんだよね‥。


私の席は、窓側の1番後ろという最高の席で、一人でニヤニヤしながら机に頬をすりすりしていた。ある意味変人たる行動。

しかも私の前の席が咲智で。



‥‥ものすごい安心感があるのはなぜ?




あ‥咲智しか友達いないからだ。