「あっあの…!」

「ん?なんだ?」

「いっいや、何でもないです…」

あー私弱すぎだよ…。

「??…変なやつ!ほら行くぞ!」


「はい…」


ほんと強引だし…
こんな簡単に手つなげるって
もしかして…慣れてるとか…?



うぅ…
なんでこんなに絡まれなきゃいけないのお!



「あぁ!三浦くんだぁ!」


校門近くなると女子の声がとんでくる。



「あの子だれ…?手つないでない?」
「あれ、小諸さんじゃん。」
「うわぁ何あの子?むかつく」



うぅ…こわい…
下駄箱のところでやっと手を離してもらった。
教室についたときにはもう1日の体力をつかったも同然だった。




「うぅ…真央ちゃーん」

着いて早々助けを求める。



「おはよっ花!三浦くんと登校するなんていいねえ!」

「そういう問題じゃないよぉ…」

「よしよし。」

笑いながら私の頭をなでる真央ちゃん。
笑いごとじゃないよぉ…