完全に赤いのに否定してるし…


「ぷぷっ…」

翔くん面白すぎるよ



「なに笑ってんだよ!ほらっまた離れちまうぞ!」



そう言って私の手を握り歩きだした




「ちょっ!翔くん!?」




「なんだ?俺と歩くのが嫌だっていうのか?」




ひぃっ…こわい!



「いっ嫌じゃないですぅ…」


「よしっなら早く帰るぞ!」



満足そうな顔で歩く翔くん



「…強引だ…」



「ん?何か言ったか?」


「いえっ何でもないです…」



強引で優しい…っていい人なんだか悪い人なんだか全くわかんないよ…




それからも手を握られたまま家にやっと着いた。


「んじゃあ花っ!また明日な!」


とだけ言って翔くんは行こうとした。



あっ…お礼言わなきゃ…!


「あっあの…今日はありがとう!まっまた明日!ばいばい!」



聞こえなかったかな?
と思ったけど翔くんは振り向き


「おうっ!」


と笑顔で帰って行った。



きっとモテる理由がこうゆうところなんだろうな…



でも…やっぱこわいかも…





これから私やっていけるかな…?