悠はあたしを見てから「似合ってんじゃん」といい微笑んでくれた。


その後、悠に奏の所に連れて行かれた。

「そ~うっ!! 莢の髪やってくれる?」

奏のお父さんは有名な美容室の社長なんだって。

「おいで。莢」




――5分後――

「莢可愛くなったねぇ~」

悠と奏が言った。


あたしも笑った。
顔を赤くする2人。

・・・?
どうしたんだろう?

約束の場所まで悠と奏の3人で行った
着いた所は「瀾」という旅館・・・

「ここ分かるっ!!!
よくテレビに出てる有名な旅館だよね」

「おっ!莢でも分かるんだっ!!」

・・・。
なんか傷ついたんだけど・・・


「ここは日本で1番の旅館。日向の実家」

「へぇ~!!日向の実家なんだ~」

あたし達は中に入って行った

入るとすぐに綺麗なお母さんが出てきた

「「こんばんわ。幸子さん」」

「いらっしゃい。悠君。奏君。
あら。本当に美人ね。
日向の母の高崎 幸子です。
息子から聞いてます。莢さんですよね」

「莢です。初めまして
幸子さんとっても綺麗ですね」

幸子さんは、ホホっと笑った

「可愛らしい方ね。
さぁ。上がって下さい。案内しましょう」

あたし達は、幸子さんについて行った

1番奥の部屋に通された・・・

「ここです」
幸子さんはそう言うと下に座り襖を礼儀よく開けた