舞蝶.・。*






「「……」」

黙っている茶髪と金髪の男。


「…美人」

小さく吐くピンクのメッシュが入った男。



「もしかして、君って…ここの寮?」

今朝の男が聞いてくる。

「…そーですけど。
荷物置きたいんで、どいて貰えません?」


みんなは吃驚した顔であたしを見た。

そして、静かに道を開けてくれた。


見ると2段ベットがあった。

「あたしと一緒の寮の人って誰?」


無愛想な顔をした男が「俺」と言った。


「あたし、何処に寝ればいいの?」

「…上」


あーそーですか。

無愛想な奴となってしまったな。