――――ドンっ

鈍い音・・・
日向が壁に拳をぶつけた。
「くっそぉっ!!!」
「日向…。血がにじんでる…」
あたしは、日向の手を掴んだ。
日向はあたしを見て「…前。ゴメンな」と謝ってきた

そんなワケない「あたしが悪かったの…」
そう。全部あたしのせい。
あたしが、あんな事をしたから・・・

今日の事もそうだ。
あたしが勇樹をゲーセンなんかに誘ったからだ…。
「…あたしが……悪いのっ…全部っ……」

フワっ・・・
この香り・・・

「勇樹・・・?」
「莢のせいじゃない。男の子は?大丈夫か?」
「大丈夫ぅっ」
あたしは勇樹に抱きついた・・・

勇樹は笑って「本当はこの意味分かるんだけど…」といって例のプリをさした
「勇樹っ!!!」
勇樹はあたしに微笑んでくれた

「勇樹っ!!!元気やんっ!!」
「すみません。迷惑かけましたよね?このとーり大丈夫っス!!!」
勇樹はニカッと笑ってピースした

「お前。コェーぞ・・・」
日向が恐ろしそうに見た
「そ、そんな目で見ないでくださいよ…」
「さすが勇樹っ!!!俺は信じてたぜ?」
さっきまで、泣いてた悠がいきなり笑顔プンプンと…