ギッチャギッチャ。 ギッチャギッチャ。 「あんた…」 「あんたの言うこと正論だよぉぉー!!」 「ひぃぃー!」 「きゃあぁぁー!」 俺はマジックハンドをぶんどると、それを布袋に詰め、一目散に豪邸から逃げていった。 こうして俺には、 マジックハンドだけが残った。