「坂井さんはいくつなんですかー??」

「今年、22だよ。」

そのほか、彼女はいるのか…などなど。気にしてないフリしてたけど、すごく気になってて、彼女いないって聞いたときなんだかほっとしてた。

夏と話してるときも、坂井さんはゆるやかに微笑んでて、あたしは見てるのが苦しくなってきて、ベッドを降りた。

「…ちょっとトイレ。」

「あ、うちも行くー。」

そしたら、夏もついて来て。
申し訳ないけど、気まずいなあとか思ってた。