「……馬ー鹿」 俺の為なんかにこんな手を冷たくして…。 …ほんっと、馬鹿みてー。 「…つか、なんで待ってたんだよ」 暗いんだから、危ない…とは言えねーけど…。 「……だ、だって、隼人と帰りたかったんだもん…」 ……ほら、またそういうこと簡単に言う。 こんなんじゃ、俺の心臓何個あったって足りねーっつーの。