Side 隼人 「ふーん。それで隼人、柊さんに勉強教えてもらうんだ」 翌日、教室で渡に昨日のことを話すと、少し笑いながらそう言った。 「あー」 あいつが本当に教えられるか不安だけど…。 「どこで?」 「知らね」 「決めてないの?」 渡はまた女子から借りたっぽい雑誌をパラパラめくってる。