ヒカルも、朝家から準備してきた数珠を胸ポケットから取り出した。
以前、先生からもらった数珠。
結構チカラがあるからと、渡された数珠。
「オレに・・間に合わなかったオレに・・・何が出来るか分からないけど・・・
けど・・オレ・・後方支援します。
及ばなくても・・・カタチだけでも・・・オレにチカラを下さいっっ!!」
ヒカルは、数珠を力一杯握りしめた。
もちろん、握りしめたところで、見た目は何も変わりはしない。
しかし、その思いが届くよう、ヒカルは強く念じた。
「その子から離れなさい。」
令子は、絵里香の背後に向かって一言、そう言い放った。
令子の様子は落ち着いていた。
「断るよ。
今からが一番大事なところなのに。」
その声に、絵里香は動揺を隠せなかった。
「・・・エンジェル・・・?!」
「そうだよ、絵里香。
そうやって最後のツメが甘いから、キミはいつも大切なモノを失うんだ。
大丈夫。
こうすれば、キミのお父さんも、すぐに降伏するから・・・」
その言葉と同時に、絵里香は自分のスカートのポケットに手を入れていた。
無論、自分の意志とは全く関係の無い中で・・・
絵里香のスカートのポケットから出てきたのは、先程威嚇の為に使用した、ZIPPOのライターだった。
「・・な・・何をするの・・?!
・・イ・・イヤだよ・・・・
み・・みんなを巻き込んじゃう・・・」
以前、先生からもらった数珠。
結構チカラがあるからと、渡された数珠。
「オレに・・間に合わなかったオレに・・・何が出来るか分からないけど・・・
けど・・オレ・・後方支援します。
及ばなくても・・・カタチだけでも・・・オレにチカラを下さいっっ!!」
ヒカルは、数珠を力一杯握りしめた。
もちろん、握りしめたところで、見た目は何も変わりはしない。
しかし、その思いが届くよう、ヒカルは強く念じた。
「その子から離れなさい。」
令子は、絵里香の背後に向かって一言、そう言い放った。
令子の様子は落ち着いていた。
「断るよ。
今からが一番大事なところなのに。」
その声に、絵里香は動揺を隠せなかった。
「・・・エンジェル・・・?!」
「そうだよ、絵里香。
そうやって最後のツメが甘いから、キミはいつも大切なモノを失うんだ。
大丈夫。
こうすれば、キミのお父さんも、すぐに降伏するから・・・」
その言葉と同時に、絵里香は自分のスカートのポケットに手を入れていた。
無論、自分の意志とは全く関係の無い中で・・・
絵里香のスカートのポケットから出てきたのは、先程威嚇の為に使用した、ZIPPOのライターだった。
「・・な・・何をするの・・?!
・・イ・・イヤだよ・・・・
み・・みんなを巻き込んじゃう・・・」