~次の日~ 「紗和ぁっ!」 「麻衣、うっさいから。もう少し、静かにしなさい。」 「ハイ・・・」 「で?何?」 あたしは紗和に耳打ちをする。 「あのねっ、もうすぐ翔の誕生日なんだけど・・・なにあげたらいいかなっ?」 「ええ~・・・自分で考えればいいじゃん。」 「そんなこと言わないでよぉっ・・・」 あたしは紗和に泣きつく。 「ハイハイ、離れて。」 「どうしたらいいっ!?」 紗和はううんと考え込みはじめた。