でもそのビルに、
彼らは確実に足を運ぶ。



週に数回。

多ければ1日おきに。




かつて彼らの消えたドアの
前まで尾行した勇敢な
女子の話では、
室内は全く見えず、
話し声も聞こえなかった
らしい。





……いったいそこは、
どんな店なのか?



そして、彼らの目的は
なんなのか?





――それを知る者は、

いまだ誰一人いない――…。






     ☆☆☆☆☆



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