天国のあなたに〜また会える日まで〜[短編]

『えっ猛?』


離した腕の袖は、微かに濡れていた。


そして猛の目がちょっと赤い。


『猛どうした…わぁっ』


猛がいきなりベッドから立ち、私を抱きしめた。