マリネさんの乱入によって、少し生徒達の馬鹿騒ぎの熱も覚めたらしい。

「ハイハイ、そろそろお開きにしましょ。散らかしたゴミは片付けて~」

私はパンパンと手を叩いて生徒達に片付けを促す。

何だか物足りなさそうな、名残惜しそうな表情を見せながら、それでも皆渋々散らかしたゴミを拾い始める。

うん、聞き分けいいじゃない。

生徒達に混ざって後片付けをしながら、私はふとガルル君の方を見た。

彼も聞き分けよくゴミ拾いをしている。

さっきガルル君は、あのマリネさんと比較的親しげに話していた。

そしてマリネさんもまた、ガルル君を知っている様子だった。