もうっ、あの子達ったら…。

赤面する頬に手を当て、私はコホンと小さく咳払い。

そして後ろに立つ男子生徒を肩越しに見た。

「お待たせ、じゃあ中に入りましょっか?」

「わかった」

その男子生徒は、コクンと大きく頷くのだった。