生死の境をさ迷った休日明けの月曜日。

私は痛む体に鞭打って学園に向かう。

天空険道からラビさんを救出した私とガルル君は、ほうほうの体で自力で学園へと戻った。

それが精一杯。

私達は学園の保険医や白魔法部の治癒魔法で傷を回復してもらった後、文字通り死んだように眠りについた。

休息だけに時間を費やす事丸一日。

目が覚めたのは今朝の事だ。

もっともガルル君は、私より半日も早く目覚めていたというから、流石ベヒーモスの息子と言わざるを得ない。