男子な乙女

ま、一応やってみよう。



あのときこんなことしなければ良かった。



あたしは大樹の方をちらっと見た。


―バチッ――
―ドキンッ――

目が合ってしまった。


あたしはすぐに視線を黒板の方へと移した。