その後の瑞希の顔はニヤニヤしっぱなし。 「好きになんかならないよ」 「ふぅん。でも、それも時間の問題かもねぇ?」 「そんなことないよ!」 「どうだか」 瑞希は今まで以上に楽しそうだ。 あたしは全然楽しくないよ…。 「あっ、天道だ」 「えっ!?」 あたしは無意識のうちに廊下を探す。 けど、遥斗はいない。 「うっそー!」