瑞希は違う意味で拓也くんを睨んでいた。 「はいはい。あっ、コイツが俺の友達」 「木本直樹(キノモト ナオキ)。よろしくね?」 そう言われて差し出された手。 あたしはその手を軽く握った。 「じゃぁ優、あたしたちこれからデートだから、がんばってね?」 えぇ!? 「瑞希、もぅ行くの!?」 「うん。行こう拓也!」 「おぅ!じゃぁな直樹。それと優ちゃんもばいばい♪」 瑞希と拓也くんは仲よさそうにマクドを出て行った。 残されたあたしと直樹くん…。 「俺たちもでようか」 「そだね」