ジリリリ…。


目覚ましの音で目が覚める。

―やっぱり、夢か…

ふと、顔に手をやると頬が濡れていた。
泣いていたのか。

ふうっ、とため息をつく。

さあ、今日も学校だ。
平凡な日常がオレを待っているんだ。



「………そう。構ってる暇なんて、ないんだ。」