本当は、何故なのか。
分かっている。

ありあが記憶をなくした理由も、男として生まれてきた理由も。








───全ては、儂の未熟さ故…。








あれは、どのくらい前だったか。

ありあと出会い、恋に落ち、幸せだった日々───