「…も、もう一回……!隣の席になりたい!……です…」 最後は小さい声でさ、だけど必死さが伝わってきた。 「……はい」 「……本当!?」 「うん…いいよ……」 「よっしゃー!!!!」 私の目の前でガッツポーズをした。 その姿が笑っちゃうほど面白かった。 こんなにやんちゃなんだ……改めて葵のことを知ったの。 そして、また、葵と隣の席。 前と変わったのは毎日のように喋ったこと。