急に現れた俺の姿に周りにいる奴等は俺の登場に驚いた様子だが、狙われている忍を庇うような素振りをすれば、敵だと認知し直ぐ様殺気を俺にまで向けてきた
俺は何故、こんな場面に首を突っ込んでいるかといえば、この忍に聞いてみたい事があったためだ
「お前・・・何故?」
「・・・話は後だ、まずは目の前の敵を倒してからだ」
普段から使い込んでいる異様な形をしたクナイを構えれば、敵へと身構えた、素早い動きで敵の目の前へと移動する
怯んだ隙を狙いを透かさず敵の首筋へと斬りかかる
「ウギャア!!」
一人目、二人目・・・
断末魔と共に飛び散る血をもろともせず次の敵へと攻撃をしようとした
刹那
「っ!!」
先程庇った忍は何者かに腹を蹴られ、俺の視界から外れ木々の向こうに飛ばされていった
そして次には己に攻撃を繰り出そうとしている相手から間合いを取るように身を翻せば、思わぬ事態に目を見開いた
「お前は・・・!」
「千紫ではあの男だったが次はお前か小僧・・否、今は宮火だったな。お前がいるということはあの者達が言ってた事は正しいってか」
目の前に現れた男は、朱色の平均より少しだけ短い刀をこちらに向け、口元をニヤニヤとして気味が悪い。この男こそ忘れない、数十年前に己の命を狙い、且つ元同郷であった忍を・・・
「っ、滝沢お前が何故此処に・・・」
「フ、生憎時間がない。だから、殺りながら話そうとしよう」

