朝波が千紫に旅立ってはや数日、美羽達は次の国に向かっている途中であった
二人は荷物を乗せた馬を引き連れ川沿いに出た
「少し此処で休憩しよう」
それを合図に、美羽は川に寄り馬に水を飲ませ、宮火は地図を取り出し方位を確認した
これから二人が向かう先の国へはこの川を越える。川の範囲は大分あるが宮火一人なら簡単に川を渡れるのだが、今回はそうはいかない。二人は商売人として旅をしているため己が忍だとさえ身元をばらすような真似は極力避けたいためだ
そのため普段はあまり利用しない橋を探しているのだが、宮火は眉を潜めた
「もうそろそろ橋がある所に着いてもいいはずなのだが・・・」
視線を地図からずらし川沿いを遠くまで見つめたが橋など一向に見えてこない
「ですが朝波が以前此処を通った時は合ったと言ってましたのに。
少し頼んでもよろしいですか?」
「了解です。何かあれば直ぐに呼んでくれ」
いってらっしゃい、と声を掛けたと同時に居なくなった宮火の姿を美羽は見つめた
暇が出来た美羽は川沿いにいる馬の所に行く
逃げてきたあの日からずっと共にしてきた馬の頭を頭を優しく撫でれば、嬉しそうに嘶く姿に思わず頬が緩んだ
「旅人にしては立派な馬を連れているな」
突如聞こえた声に美羽は馬に姿を隠すようにし、そっと懐刀を取り出した
「何方様ですか?」
不自然に思われないように左右を見渡した
「何方様って・・・・・
目の前に居るだろう?」
そう言われ川の向こう側を見れば、一人の男性が馬の手綱を引いたままこちらを見ていた
その時美羽が男性の姿を見て思わず口ずさんだ
「・・・青」
二人は荷物を乗せた馬を引き連れ川沿いに出た
「少し此処で休憩しよう」
それを合図に、美羽は川に寄り馬に水を飲ませ、宮火は地図を取り出し方位を確認した
これから二人が向かう先の国へはこの川を越える。川の範囲は大分あるが宮火一人なら簡単に川を渡れるのだが、今回はそうはいかない。二人は商売人として旅をしているため己が忍だとさえ身元をばらすような真似は極力避けたいためだ
そのため普段はあまり利用しない橋を探しているのだが、宮火は眉を潜めた
「もうそろそろ橋がある所に着いてもいいはずなのだが・・・」
視線を地図からずらし川沿いを遠くまで見つめたが橋など一向に見えてこない
「ですが朝波が以前此処を通った時は合ったと言ってましたのに。
少し頼んでもよろしいですか?」
「了解です。何かあれば直ぐに呼んでくれ」
いってらっしゃい、と声を掛けたと同時に居なくなった宮火の姿を美羽は見つめた
暇が出来た美羽は川沿いにいる馬の所に行く
逃げてきたあの日からずっと共にしてきた馬の頭を頭を優しく撫でれば、嬉しそうに嘶く姿に思わず頬が緩んだ
「旅人にしては立派な馬を連れているな」
突如聞こえた声に美羽は馬に姿を隠すようにし、そっと懐刀を取り出した
「何方様ですか?」
不自然に思われないように左右を見渡した
「何方様って・・・・・
目の前に居るだろう?」
そう言われ川の向こう側を見れば、一人の男性が馬の手綱を引いたままこちらを見ていた
その時美羽が男性の姿を見て思わず口ずさんだ
「・・・青」

