―――ときはみちた・・・いまこそふくしゅうを・・・・・
われは・・・ゆるさない・・・
目を開けると目の前に広がるのは見慣れた天井
辺りは夕暮れになっており障子から日の光が入ってくる
私・・・気絶したのね。迷惑かけてしまったわ
喉が渇いたので水を飲むために布団から起き上がろうにも思うように身体は動いてくれず、苦戦しながら起き上がると部屋を後にしようとしたら不意に鏡に目がいく
髪が乱れてるであろうと思い櫛でとぐそうと櫛を持ち鏡に被せてある布を捲り前に座ると美羽は驚愕した
「紅い・・・」
以前よりも瞳の紅が増していたのであった。だが美羽は気のせいだと思い鏡を再び被せ部屋を出ることにした
「由利、目が覚めたのか。大丈夫かい?」
部屋を出てすぐに呼び止められた。廊下の直ぐわきに朝波が腰をおろしていたのであった
「もう大丈夫。心配かけてごめんなさい」
「喉が渇いたのだろう。今持ってくるから部屋で待ってなさい」
腰を上げようとする朝波に美羽は制止をかけた
「待って、気づかいはいらないわ。お願い・・・一人は不安なの。私も着いて行くわ」
「分かったよ。なら、ば・・・」
「?」
急に押し黙る朝波に美羽は首を傾げたら我に反った朝波は「さ、行こうか」と何でもないような素振りをして歩き出した
「(・・・恐れていた事が起きてしまった)」

