迷姫−戦国時代

美羽は狛津に引かれながら下山し家まで向かっていた



その間に少しずつ彼女の身体に変化が起きてきた






ドクリ、ドクリと心臓が脈立ち息苦しくなり深く呼吸を繰り返すが一向に治まらない。美羽は狛津に気付かれないように自然な流れて胸に手を当てる








これが、力を使った身体への負担なのかしら・・・何て重いの。まるで身体が力を勢いよく拒絶してるように感じる


・・・そして何かに飲み込まれるようなそんな感じ



もし今この状態で意識を失ったりすれば私は

どうなってしまうの









急激な不安を抑えようとするが動悸が邪魔をし美羽の身体は最早限界にきていた



段々と見慣れた景色になってくる


あと少し、あと少しなの・・・


お願い・・・身体よ保って












「由利、狛津殿!」

聞き慣れた声の方を振り向くと、見慣れた男が視界に映る



「・・・朝波」




そこから私の意識を失ったのでした