「それはどういう・・・」
江尾と目が合い言いきる前に思わず口を閉ざす
「娘さんは利口だ」
言葉と共に鈍色の瞳に見抜かれている気がしてならなかった
美羽はこれ以上何も言うことが出来なかった。仮に言ってしまえば還って自分自身が危険に陥る可能性がある為であったため
「そろそろ帰るとしよう。お邪魔したよ」と江尾は言い残し腰を上げると、居間を去ろうとするがふと足が止まる
「・・・もしもあやつに会う機会があれば、”あれ”を渡してほしい」
江尾が去ると美羽は先程の言葉を思い出し腰を上げ居間を後にし目的の部屋へと向かった
襖を開くとその部屋には運び込まれた数々の物がある
その中に部屋の片隅にポツンと置かれている物に目が行きそれを抱える
「狛津さんは一体何処に・・・」
―――近場の山の麓はいいものさ
以前ふと会話に出た狛津の言葉を思い出すと美羽は急いで家を飛び出したのであった
狛津さんはきっとあそこにいるはず
確かこの距離ならまだ時間が間に合う・・・
そう思うと美羽は足を早めるのであった
しかし彼女は気づかなかった
彼女の後ろを付けている者がいることを・・・
江尾と目が合い言いきる前に思わず口を閉ざす
「娘さんは利口だ」
言葉と共に鈍色の瞳に見抜かれている気がしてならなかった
美羽はこれ以上何も言うことが出来なかった。仮に言ってしまえば還って自分自身が危険に陥る可能性がある為であったため
「そろそろ帰るとしよう。お邪魔したよ」と江尾は言い残し腰を上げると、居間を去ろうとするがふと足が止まる
「・・・もしもあやつに会う機会があれば、”あれ”を渡してほしい」
江尾が去ると美羽は先程の言葉を思い出し腰を上げ居間を後にし目的の部屋へと向かった
襖を開くとその部屋には運び込まれた数々の物がある
その中に部屋の片隅にポツンと置かれている物に目が行きそれを抱える
「狛津さんは一体何処に・・・」
―――近場の山の麓はいいものさ
以前ふと会話に出た狛津の言葉を思い出すと美羽は急いで家を飛び出したのであった
狛津さんはきっとあそこにいるはず
確かこの距離ならまだ時間が間に合う・・・
そう思うと美羽は足を早めるのであった
しかし彼女は気づかなかった
彼女の後ろを付けている者がいることを・・・

