迷姫−戦国時代

小豆色の建物に囲まれながら人混みの中を歩いていく三人の姿があった



「旅の商人は売る為には人目通りの多い尚且つ広い場所を欲しがるんだ。だがこの国は旅人用にちゃんと指定された場所があんだよ」

「逆に言えばそこしか売ってはいけないって事だね」

「まあな。んな事より二人でいいのか?」


二人とは現に今居るのは浅波と宮火だけで商売をする事である


「売れば品が減る様にそれと同時に品を増やさなければいけないからです」

「確かにな。ほら着いたよ」


狛津が案内した場所は人通りも多く品を並べる場所も十分に広い。二人は狛津に礼をして作業に取り掛かる

「狛津殿はこれからどちらに向かわれるんだい?」




「まあ昨日の報告だよ。んじゃ頑張れよ」
狛津は折り畳まれた紙をちらりと見せ人混みの中に入っていった