「この子は、時々 今のように呼吸が乱れたり、苦しがったり、発作が起きてしまうのよ。 そうよね、シンデレラ」 彼女は冷ややかに笑い、シンデレラを見下ろした。 「・・・・・・・・」 違う、そんなの 全くの嘘なのに。 「そんな言い訳は、もう聞き飽きた」 すると一瞬、義理の母は驚いた表情をした。 「ガイル、シンデレラを部屋に」 「 御意」 すると彼の使いははすぐにシンデレラの元に寄り、 「大丈夫ですか?」 優しく彼女を立たせ、部屋を後にした。