* 静まり返った中、あまり音を立てないように 彼はその扉を開ける。 「やぁ、ずいぶんと遅いお帰りだね、王子さま」 そこには、予想のしていなかった者がいた。 「何故、お前がここに居る」 「シンデレラの様子を見に来たのさ」 王子は眉を寄せて、ジッとウィズを見る。 「王子の務めっていうのは、こんな時間までかかるものなのかい」 時計の針は、3時を過ぎている。 魔法使いは微笑んでいたが、目は笑っていなかった。 「お前には関係のないことだ」 刹那、ウィズは鋭く彼を睨みつけた。