自由に出掛けることすらも 許されない、彼女。 それはまるで 籠の中に閉じ込められた、可哀想な小鳥のよう。 「助けて」 といくら叫ぼうと、 その声は、誰にも届かない。 シンデレラ、 もう少しで 僕が君を救ってあげよう。 この窮屈なところから、君を逃がしてみせる。 黒猫は ただ彼女の傍に寄り添うだけ。