「お嬢さん、一緒に踊っていただけませんか?」 突然の声に、すぐに彼女は王子から視線を逸らし 声の主である、貴族の男性を見る。 「えっと・・・・」 全てが初めてである彼女にとって、どうするべきなのかが分からない。 すると突如、ホール内がザワつく。 彼女に話しかけた男性も 思わず呆然としていた。 「な、なに?」 ただ一人、シンデレラだけ未だに状況がつかめない。