「あたし、王様に何を言われても、何をされても、めげませんから」


だから、傍に居させて下さい。 とシンデレラは言った。



「……きっと僕は、たくさん君を傷付けてしまうよ」


「それでも、クロード様が傍に居るのなら、あたしは幸せです」


「悲しさのあまり、涙を流しても?」


「クロード様がその涙を拭ってくれると、信じてます」


「……離れたいと行っても、放さないよ」


「そんな事、いいません」


ふわりと微笑むシンデレラの頬に触れ、そして二人の唇は 重なった。