* 清らかな心故に 君は儚く、脆い。 けれど歪んだ心の者なんかが、 彼女を本当に救えるなんて、出来ない。 だから早く 君を解放しなければ――。 あの貴族から、 そして、僕からも。 これ以上 君に想いを寄せるのも、 その儚い心を不安にさせてしまうのも、 もう 嫌だから。