清らかな心故に 君は儚く、脆い。


けれど歪んだ心の者なんかが、


彼女を本当に救えるなんて、出来ない。



だから早く 君を解放しなければ――。


あの貴族から、 そして、僕からも。


これ以上 君に想いを寄せるのも、

その儚い心を不安にさせてしまうのも、


もう 嫌だから。