さよならの準備



頭の上から
女の笑い声がした

澄んだ
美菜よりも少し
高い声の子だった


「おもしろい」

沙希わ笑いながら
ゆった


「えっ?!!!
 俺が…??」

気が動転した。

「あたし、沙希
 そっちわ???」


「俺??
 俺わ蓮。」


「なんか意外???」


「なにが???」


「クールに見えるけど
 可愛い人だねwW」


沙希の笑顔に
美菜の笑顔が被った



「学校どこ??」

俺わ勇気を出し聞いた


「T高に行く」

えっ、隣やんwW

「受かる気満々やん。
 俺わS高に行きたい」

「落ちる気満々ぢゃん
 てか頭いーね。」


「見た目によらず★」


「K高かと思ったwW」

沙希わ
えへっと笑いながら
ゆった。

「まぁ。妥当な見方で」

まあ髪が赤ぽくて
見た感じ不良だしな


「時間何時まで??」

「ーんと
 4時まで。」


「あと5時間か。」

てか俺、何時までよ??

やべー。わかんねーや

「一緒に回らへん??」


「いいよッ」




心ん中で
大きくガッツポーズ
ここtestに出るよ