刹那の道は

ベッドに刹那を寝かせ、改めて胸を撫で下ろした。

「ぶつかっただけなのに、こんなになっちゃうなんて…」


ほっとしたためか、思わず一人言を言った時だった。


「なるわけねえだろ」


「…!!」


刹那が目を覚ました。


「えっ?気がついたんですね!!本当にごめんなさい。」


刹那がとりあえず目覚めた事に、涙を流しそうになりながら言った。