となりに座っていたのは お母さん あたしたちが来たことも気付かなかったらしい 「あ、あなたち来てたのね」 お母さんも茫然としていた 夏花はお父さん子だったから 相当ショックを受けているような気がする あたしはお父さんの手を 握りしめた 「そういえば、あなたたちに 手紙がお父さんからあるの」 そういって一通の手紙が渡された