【完】アイツの秘密な素顔




ぎーぎー




椅子を動かす音がした





「あそこが空きそう」




あたしはそこに座ってた人たちが
出て行くのを見ると
いそいでバックを置いた





「夏たちここの席が
 あいてるよ」




手を振って
夏たちを呼び寄せた






「いいとこ取れたじゃん」





「ナイス!!秋」





あたしたちはドーナツを選びに
ショーケースのほうへ向かった