蒼太君と一緒にいる時のあたしは、とっても自然でいられる。 気を使うことも張ることもない。ただの自分のまんま。 すごく不思議。 蒼太君になら、心の中に閉まってあるようなことも打ち明けられるような気さえしてくる。 あたしは、軽く深呼吸をしてから口を開いた。 「あたしね北海道へ来る時、ものすごい覚悟をしてきたの」 優しい瞳を向けた彼は、黙って頷いて、話の続きを待ってくれた。