すると途端に蒼太君が、キョトンって顔になって。 「昨日、マモルオジサンとお祖母ちゃんがあたしと似てるって言ってましたよね?」 「うん。だから、お父さんのことでしょ?」 「お父さん……?」 あたしが首を傾げると、蒼太君は何故か難しい顔になった。 「俺も会ったことないんだけど。 マサキさんって、由那ちゃんのお父さんだよね?」 「……」 お父さん? そんなこと言われたって答えようがない。だって、あたしの頭のメモリーの中に父親のデータなんて無いんだから。