ひまわりの丘




“昼頃”っていうのは一体、何時のことなんだろ。

PM1:37

さっきから、何度も居間の時計と携帯とを交互に見ているあたし。

見兼ねたようにサキさんが言った。


「由那ちゃん、ソウちゃんに電話してみたら?」

「う、うん……そうだね」


サキさんは、あたしがまだ沖縄にいるはずの蒼太君と出かけると思ってる。

別に隠すこともないんだけど、約束してる相手が蒼太君じゃなくて隼太だってことを、なんとなく言いそびれたままでいた。

そういえば、隼太の携帯の番号ってあたし知らないかも。


「ちょっと家まで行ってみるね」


心配そうにしているサキさんが気の毒で、玄関から飛び出した。

こんなことなら時間、ちゃんと決めておけばよかったな。

そわそわする気持ちを抑え、そのまま丘の上へ向かって歩いた。