「何かあった?」 奈津穂は元気のない紗結を心配して声をかける。 紗結は少しの間黙っていたが、顔をあげて元気に言った。 「何もないよ! ちょっと眠たかっただけ!」 紗結はそう言いながら笑っていた。 だけど目は笑っていなかった。 奈津穂に言うべきか、言わざるべきか…