時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】

そう思いながら沖田に引っ張られた。




――――ｽﾊﾟｰﾝ！


沖田がなんのためらいも無く、部屋の襖を開けた



「ひっじかたさーん！」


「総司ぃぃい！開けるときは一言、言ってからだぁ！」







………何なんだ。







「で、何のようだ？」




「怪しい人を連れてきました。長州の者かもしれません。」






沖田がそう言うと

部屋の中の男は私を睨んできた。







「坊主……入って座れ。総司は近藤さんを呼んでこい。」




「分かりました。」






沖田は部屋を出て行き



私は部屋に入って正座した。