いつだって、求めていた。


“温かさ”と“信頼”を。




強がっていたんだ。弱いから。


一人で大丈夫だって。


でも、




『好きだよ、土方。』


こんなにも
“温かさ”をくれて
私を“信頼”してくれて
私が“信頼”できる人ができた。



「あぁ……知ってる。」


私の言葉を聞いて
ちょっと照れたのか、顔を赤らめている土方は、私の頭を撫でてくれた。



『そろそろ、寝るか。』


「そうだな。」



私の言葉に頷いた土方。

就寝の準備をして、私たちは横になった。


私はおもむろに、ペンダントを開く。


――…写真の中の私は、もうほとんど消えていた。




『ごめん、土方。悪いけど―――…。』




土方、好きだよ。

ムカつくけど、アンタが好きだ。



でも




―――…もう、消えるみたいだ。




私はだんだん意識が薄れていくのを感じていた。