「おい、審判たのむ。」

「っ!はい。」


土方←(もはや呼び捨て)が平隊士に審判を頼んだ







「では……始めっ!」






――――バシィッ!







合図があったとたん、土方が私に向かって竹刀を振り下ろしてきた。




なので、それを受け止めた








「へぇ、やるじゃねぇか。」



『当たり前。』








言葉を交わした後、2人ともバッと離れ





―――――ダンッ






床を蹴って
今度は私から討ちにいく








―――――バシィッ!




―――――――カンッ!




――――ガスッ!








討って、受け止められて




討たれて、受け止めて





それの繰り返し










「あいつ……新人か?」




「華奢で弱そうなのに、強い……。」





「鬼の副長と互角なんて……。」







瑠偉のあまりの強さに

平隊士達は唖然とするしかなかった