瑠『重い、暑い、苦しいです。
さっさと離せ。』


沖「いーやーでーすー。感動の再会ですよ!」


瑠『感動しねー。
なにこの暑苦しい再会。ホント無理、嫌。』


沖「えー。」




沖田はムゥッと不機嫌そうな顔になり、頬を膨らませる。


沖田だから似合うものの、土方とかがしたら………鳥肌ものだ。





瑠『だいたい最近、ベタベタしてきますよね。
恋仲でもないのに。
というわけで、離せ。』



沖「じゃあ恋仲になりましょう!」


瑠『そこ?反応するのそこかよ。
つか、離せって。』



瑠偉は再三離せと言うが、沖田は抱きついたままだ。



瑠偉の眉間にしわが寄る。

今は6月。

夏も近い時期に抱きつかれては、暑い。



なので



沖「ーーーっ!」

瑠『自業自得、です。』


怒り、爆発。




周りからは、うわぁ……、と少し引いた声が聞こえる。


沖田はお腹を押さえてうずくまる。




沖「瑠偉、さん。……なにも鳩尾を殴らなくても………。」


瑠『だから、自業自得です。
毎日復唱でもして心肝に染めてください。』