「それはきっと瑠偉を守ってくれるわ。」 私はペンダントをギュッと握る。 瑠『ありがとう。母さん。』 こんな幸せなときが 私達家族に一時でもあった。 良かった。 「瑠偉…。次に会うのは、あなたが大きな決断をするとき。」 目の前の母さんが徐々に透けてくる。 瑠『決断?』 「そうよ………負けないでね。」 そう言って母さんは消えた。 と、同時に私は目が覚めた。