「瑠偉、そろそろ時間よ。…朝だわ。」 瑠『そうみたいだね。』 周りが白く霞んでいく。 「瑠偉、これを…。」 母さんが私に何かを差し出す。 私はそれを受け取った。 瑠『ペンダント?』 中に写真を入れられるペンダントだ。 パカッと開くと 瑠『……これは!』 家族写真……だった。 たぶん生まれたばかりの私が、母さんの腕の中にいて 母さんの隣には父さんがいる。