突然の声に俺は体を起こす。 目の前に、宙に浮いて俺を見据える三人組が見えた。 「…は?」 何だコイツ等 つうか、何で浮いてんだ? 「来て早々獲物が見つかるなんて、私達ツいてますわね。」 「ホントにな。捜す手間が省けたぜ。」 両際にいる二人が嬉しそうに喋る。 ーー敵は、人の姿をした三人組だーー 「お前等…“眠りの森”!?」 「そうだ。」と答えたのは、真ん中にいる奴だった。